hiro kawabata/ chiho kawabata

jewelry design
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作品展に向けて…Part2

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    h/c. kawabata (ヒロカワバタ/チホカワバタ)
    いよいよギャラリーでの作品展がせまって来ました。
    前回より記載していたネックレスもいよいよ最終段階に入り、きのう完成品の写真撮影を終えたところです。
        h/c. kawanbata ジュエリー作品展2011冬

      大阪心斎橋 gallery T.K. ART   12/14(水)〜25(日)
     ※20日(火)はギャラリーの定休日となります。ご注意ください。

    ーさて…その新作ネックレス制作のメーキングの後編です。ー

    ワックス作業に入ってから感じる、何か物足りないという思い…。
    一本の糸に一列に通すデザインは、良い言い方をするとシンプル、悪い言い方をすると単調…に思えます。
    かと言って変に複雑にしたい訳ではありませんから、ほんの少しのスパイスを加えるだけなんだけど…と思っていました。
    数日間、悩んだその答えは…。1を2にすると言う案です。
    一列に通っている物を、二本に分ける…それだけの事なのですが、パーツの並べ方次第ではそれだけでもトップの部分にストーリー性が出せると考えました。

                      イラストで表すと図のようになります。


    その案を元に、練り直したスケッチです。他の方から見ればほとんど変わらないように見えるスケッチですが、それを延々と描いて、まとまりの良いバランスを探ります。

        そして、この中からチョイスしたデザインです。
    トップの花びらがネック部分から下にさがる事で、立体感が増します。さらにこのカタチですと一番アピールしたいと思っていたイバラの部分が出しゃばり過ぎないバランスで良いアクセントになると思いました。

    方向さえ決まれば早いです…造形作業は一気に進みます。後は完成した原型を鋳造して、磨き仕上げにかかります。

    ここで、せっかくですので、この行程をもう少し詳しくご説明します。
    この原型はジュエリー用のワックス(ロウ)で作りました。(前回の写真を参照ください)
    出来上がった原型を小さな壺に入れ、そこに石膏を流し込みます。
    その壺を炉の中に入れ、熱を加えると中のロウが蒸発して無くなり原型と同じカタチの空洞が出来上がります。
    そこに溶かした金属(今回の場合はシルバー素材)を流し込むと、原型と同じカタチの金属になると言う訳です。
    作ったワックスが溶けて無くなる、失う、と言う意味でロストワックス技法と言います。

            シルバーで出来上がりました。
    ん…白い?そうです、見慣れているシルバーと見た目が違うと思います。鋳造直後、磨く前はこんな感じなのです。最初からピカピカに光ってはいません。

    それをリューターで磨きますが、先端の道具を荒目から少しづつ目の細かな物に変えていき、最後にピカピカにしていくのです。

    そして、花びらの部分に選んだヘマタイト、ネック部分に選んだパールをそれぞれ組み合わせてようやく完成です。

    文頭で書いていました。完成品を撮影した写真です。

    今回は、秋色あじさいや紫色の実を付けたアイビーなど、秋も深まったガーデンをイメージしたグリーンを集めてみました。すごくいいイメージで撮れたと思います。是非、実物を会場でご覧ください。

    次回は作品展に出品するゴールドコレクションについてご紹介します。


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